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※ガラス表面に小さな気泡が確認できます。

※「TAPIO WIRKKALA IITTALA55」と刻まれています。55年に製造されたものだと推測されます。

※表面に擦れや小さな傷が確認できます。

○コンディションについて○
1950年にTapio Wirkkala/タピオ・ウィルッカラがイッタラより発表した、"フィンガーベース"の名のついたガラスオブジェ「Lichen」です。1951 年のミラノのトリエンナーレで発表され賞賛され、1964年まで作られました。デザイナーであるTapio Wirkkala/タピオ・ウィルッカラはイッタラ社でのガラス作品をはじめ、幅広い分野で活躍した、フィンランドを代表するデザイン界の巨匠です。自然からインスピレーションを受けたデザインを中心に、多くの名作を生み出しました。
主にナイフや斧を使って木からオリジナルの型を削り出しました。ガラスをマウスブローで型に流し込み、手作業で仕上げました。その後、彫刻はカットされ、研磨され、質感を粗くするためにサンドブラストされ、最後に酸を使用して質感を滑らかにしました。この滑らかな不透明ガラスが光を受け止め、芸術彫刻自体が美しく輝いて見えます。

経年による擦れや小傷、変化、製造段階で生じた気泡が確認できますが、美観を損ねる印象はないと思います。

(230517m）
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